2017-10

ラ・プラタ ピーク La Plata Peak 2017年8月1日(2017年コロラドの旅4日目)

2日間の高地馴化を経て、2017年8月1日火曜日、いよいよフォーティナーズ(コロラド州にある標高14,000フィート(4,267メートル)以上の山々の総称)の一つ、ラ・プラタ ピークLa Plata Peak(標高14,336フィート、4,370メートル)に挑戦することにした。

午前2時に起床、4時に宿を出る。今回のトレイルヘッドは、幹線道路の一つコロラド州道82号線沿いにある。多くのフォーティナーズのトレイルヘッドは、荒れた山道の奥にあり、スタート地点に立つまでが一苦労、ということがしばしばだ。ところが、今回のトレイルヘッドは、極めてアクセスが簡単なのでありがたい。宿からクルマで40分ほど、5時前にはトレイルヘッドに到着する。

日の出までにはまだ一時間ほどあるので、ヘッドランプをつけて、5時17分に出発する。気温は華氏43度(摂氏6度)、風はほとんど無い。はじめの500メートルほどは、未舗装の車道を行く。ヘッドランプの灯りだけを頼りに、左手にあるはずのトレイルへの入り口を見落とさないように慎重に進み、無事トレイルを見つける。

–トレイルへの入り口–

しばらくは、比較的平坦な林間を3キロメートルほど行く。6時ごろから徐々に明るくなる。
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–薄明るくなってきた。林と林の間のやや開けた場所を行く–

トレイルヘッドから約2マイル(3.2キロメートル)きたあたりから、傾斜が急になってくる。
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–ここが、この先、延々と続くきつい上りの始まりだった–

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–6時25分、U字谷の奥の山の頂上部に朝日が当たり始める–

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–ガレ場のつづら折りをひたすら上る–

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–一息入れて景色を眺める–

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–ここを上ってきた–

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–ガレ場を行く。一旦やや緩やかになる–

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–コロラド州花コロラド・コロンバイン–

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–再び急斜面が始まる–

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–中央奥に目指すラ・プラタ頂上がわずかに見える–

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–傾斜はさらに急になってくる–

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–急な上りをひたすら上る。北西斜面なので、朝日はまだ当たらない–

出発後、2時間18分、ようやく頂上につながる尾根に着く。この地点で標高12,750フィート(3,886メートル)、すでに富士山の高さを超えているが、実はここからがこの登山の本当の正念場だ。頂上まで1.25マイル(約2キロメートル)で1,600フィート(約500メートル)上る。しかも、尾根上にはbuttressと呼ばれるコブ状の小山がいくつかあり、その都度、鋭利な岩がゴロゴロする足場の悪いルートを伝って迂回して行かなくてはならない。
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–尾根に着く。手前右手から登って来た–

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–buttress の一つ。右手から迂回する–

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–標高13,500フィート(4,115メートル)地点。ここからさらに800フィート(約250メートル)上る–

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-朝日をバックライトにして黒い壁のように連なる尾根Ellingwood Ridgeが進行方向左手に見える–

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–さらに別のbuttressを回り込んで上る。まだ先は長い–

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–岩が多くなり、足場がさらに悪くなる–

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–まだ陽が当たらず寒い–

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–こんな高地のガレ場にも高山植物が–

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–ガレ場をさらに上る–

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–頂上はまだかなり上だ–

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–雪渓脇の急斜面–

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–頂上が見えるが、まだだいぶ上だ–

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–これは、「だまし」(false peak)。頂上はこの左手にあった–

出発して3時間40分、ついに標高4,370メートルのラ・プラタピーク山頂に着いた。頂上は無風晴天、360度の絶景。これまで経験したほかのフォーティナーズ山頂は、強風と寒さ、それに酸素が少ないことへの恐れも相まって、そそくさと降りてきたことが多かったが、今回は例外的に居心地が良く、ゆっくりと30分ほど過ごした。居合わせた数名のハイカー達も、三々五々、くつろいでいた。
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–ラ・プラタ頂上–

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–北東方向。右奥がTwin Lakes、左奥がたぶんコロラド最高峰のMt. Elbert、左手手前が上る時見えたEllingwood Ridge–

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–北西方向、今来たトレイルを見下ろす–

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–南西方向–

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–この青空!–

頂上からの眺望を堪能して、午前9時30分に下山を始める。帰りは、上ってきたトレイルをそのまま戻るだけだが、眼前に広がる絶景を楽しみながら軽快に下って行けるし、下るにつれて酸素濃度も増していき息苦しさも和らいでいく。下りこそが、コロラド登山ならではの醍醐味だ。
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–帰路につく–

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–頂上近くの乾いた場所に生育する多肉植物の一種–

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–尾根からの景色–

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–階段まで付いていて整備が行き届いている–

下りの終盤、トレイルヘッドまであと1.5キロメートルほどのところでちょっとしたサプライズがあった。出発してまもなくこの橋を渡った時には、まだ暗かったので周りの様子はわからず、ただ沢の流れる音だけだが聞こえていたので、よくあるクリーク上の橋としか思っていなかった。ところが、帰りに見ると、橋は数メートル以上の深さに細長くえぐりとられたような急流の上に架かっていた。しかも、沢全体が黄色い岸壁でできている。
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–凄まじい急流に橋が架かっていた–

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–同上–

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–程なくトレイルへの入り口に到着–

トレイルの入り口から約400メートル車道を歩いてトレイルヘッドに帰還した。往復9.25マイル(14.9キロメートル)、上りの累積4,500フィート(1,219メートル)のラ・プラタピーク北西尾根ルートを、7時間ちょうどで無事完了できた。
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内之助

Author:内之助
マラソンは、2008年12月のホノルル・マラソンをもって、全米全州(50州+DC)でフル・マラソンを夫婦で完走。その後、トレイルでのウルトラ・マラソンを経て、今はタイムを気にしなくても良い登山やハイキングを楽しんでいる。
音楽は、中学校1年生の時に、FMで偶然耳にしたモーツァルトの喜遊曲がきっかけでクラシックにのめり込む。
読書は、ノンフィクション中心に、同じ著者のものをまとめて読む傾向あり。小林秀雄、吉田秀和、カール・ヒルティ、スティーヴン・ジェイ・グールド、内田樹、茂木健一郎など。
仕事はサラリーマン。1995年以来ニューヨーク市郊外在住。

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