2017-10

マルーン・レイクからバックスキン峠往復 (Maroon Lake - Buckskin Pass) 2017年7月31日 (2017年コロラドの旅 3日目)

2017年コロラドの旅3日目、高地順化二日目として標高12,733フィート(3,881メートル)のバックスキン峠へのハイキングに出かけた。標高9,582フィート(2,921メートル)のトレイルヘッドから往復11.2マイル(18.0キロメートル)、累積標高差4,128フィート(1,258メートル)、6時間弱の、大変風光明媚なハイキングコースだった。

宿を朝5時に出発し、2時間ほどのドライブで7時前にトレイルヘッドの駐車場に到着した。この駐車場は、規制により午前8時以降は入れなくなる。抜けるような青空の下、7時31分にトレイルヘッドを出発。
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-ここはコロラドでも最も人気の高いトレイルの一つだ-

トレイルに入ってすぐ、マルーンベルズの山々が行く手にそびえる。いきなり感動的な眺めに嘆息する。
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-右がマルーンベルズの山々、左がピラミッドピーク、ともにフォーティナーズに含まれるが登頂は極めて難しい-

すぐに、マルーン湖に出る。湖面にマルーンベルズが映る。
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-マルーン湖越しにマルーンベルズを望む-

今日のコースは、マルーン・スノーマストレイルをバックスキン峠までの往復の帰りに、二つの湖、マルーン湖とクレーター湖に寄る、というものだ。
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-途中1.4マイル(2.3キロメートル)地点にクレーター湖がある-

クレーター湖までは比較的平坦だが、そこを超えると傾斜が急になる。マルーンベルズの絶壁が少しずつ近くなってくる。
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-フォーティナーズの中でも最も登頂が難しいと言われるマルーンベルズの2峰-

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-高度を上げるとともに徐々にマルーンベルズが近づいてくる-

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-さらに近づくとともに、次第に岩壁が迫力を増す-

標高11,000フィート(3,353メートル)辺りで、傾斜は一旦やや緩やかとなり、針葉樹林の林を抜け、クリーク沿いの草原に至る。
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-平坦な林を抜ける-

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-コロラド州の州花コロラド・コロンバイン(セイヨウオダマキ)はクリーク沿いによく見られる-

クリークを左に見ながら緩斜面を進んでいたが、いつの間にかコースを外れてしまい、雪渓の手前で気づく。幸い、100メートルほど戻ったところで、トレイルがクリークを渡っていたことがわかり、大きなロスとはならなかった。
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-コースから外れる-

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-クリークを渡るこの道が正しいコースだった-

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-水辺には動植物がよく見られる-

森林限界を越え、ついに、目的地のバックスキン峠が遙か先に見えてくる。ここから傾斜が次第に急になってくる。
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-写真中央の上方遠方に白く雪が残っている所がバックスキン峠-

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-標高11,500フィート(3,505メートル)付近、クリークの最上流部を渡る-

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-バックスキン峠の残雪に近づくにつれ、斜度は増してくる-

標高11,800フィート(3,597メートル)付近の、ウィロー峠へのトレイルとの分岐点を左に折れたところで、傾斜は一旦やや緩やかになる。ただ、ここから峠までは、さらに約1,000フィート(約300メートル)近くも上らなければならない。
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-分岐点を左に。バックスキン峠は、まだずいぶん高いところに見える-

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-バックスキン峠手前の急斜面は壁のように見える-

幸い、トレイルはつづら折りになっているので、斜度はさほどでもないが、標高は富士山頂上と同じくらいあるので、さすがに息が切れる。
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-道端を彩る高山植物たち-

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-来た道を振り返る。高山植物と雪渓と急峻な山々の遠景-

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-バックスキン峠直下の急斜面に切られたつづら折りのトレイル-

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-つづら折りを上る。青空と雲が美しい-

バックスキン峠の残雪上に、マウンテンゴートの親子がいた。この辺りでは、さほど珍しいわけではないのかもしれないが、こうして間近に、しかも親子で現れてくれると、やはりうれしい。
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-バックスキン峠近くで遭ったマウンテンゴートの親子-

トレイルヘッドから約5マイル(約8キロメートル)を2時間51分でバックスキン峠に到着する。頂上は、「峠」という言葉から想像するような強風もなく、360度のパノラマ絶景をゆっくりと堪能できた。この景色こそ、コロラドでの登山の醍醐味だ。
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-峠から南を望む。左手奥がたぶんマルーンベルズ-

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-同上-

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-先ほど遭遇したマウンテンゴートの親子が峠の少し下にいた-

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-峠から北東方向-

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-峠から南方、上ってきたトレイルと、左手奥に(たぶん)マルーンベルズ-

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-峠から東方、こちらから登ってきた-

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-峠から北東方向、山々の遙か上の雲が美しかった-

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-少し下ったところから東方を望む-

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-同じく下り始めたところから南東方向、(たぶん)右奥がマルーンベルズ(4,315m)、左がピラミッド・ピーク(4,273m)-

帰りは来た道を東から南東方向へ下りて行く。このような開けた絶景はコロラドでの登山に典型的な眺望だ。
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-南東方向、正面にそびえるピラミッド・ピークに向かうように下りて行く-

閑話休題。多くのトレイルは、溝状に造られているので、大雨などでトレイルが川のようになると、トレイル上の土砂が流されてひどく荒れてしまう。そこで、下の写真のように、石や丸太などをトレイル上に斜めに埋め込んだ「ウォーター・バー(Water bar)」を造っておくことで、水流をトレイル脇へ逃がすことができ、そこより下のトレイルに水が流れ込むことを最小限に抑える。単純な機構だが、トレイル保全に大きな効果を発揮する。
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-ウォーター・バーの一つ-

南東方向へとひたすらトレイルを下る。この辺りもそうだが、一般的にコロラドの高地の草原上のトレイルは足場が良く、気持ちよく走り下りることができる。このような、眼下に広がる絶景に向かって走り下りることができるのも、コロラドでの登山の醍醐味の一つだ。
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-ピラミッド・ピークが徐々に近くなってくる-

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-クレーター湖ももうすぐ下に見える-

バックスキン峠から3.6マイル(5.8キロメートル)、約2,400フィート(約730メートル)下ったところにあるクレーター湖に着く。
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-クレーター湖越しに、南西方向にマルーンベルズを望む-

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-南東方向にはピラミッド・ピーク-

クレーター湖でマルーンベルズとピラミッド・ピークの眺望を堪能して、次の目的地マルーン湖に向かう。
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-左手、北東方向に険しい山塊を見ながらマルーン湖へと向かう-

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-上空には、もうすでに秋の雲がかかっていた-

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-Picaと呼ばれるリスに似た体長15センチほどの小動物-

30分ほど下ってマルーン湖に到着する。
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-マルーン湖-

終点はすぐそこだが、Scenic Loopがあるということでちょっと寄り道していくことにする。湖に流れ込むクリーク沿いのトレイルを約1キロメートル程遡り戻ってくるというもの。
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-Scenic Loopへ。クリーク沿いのトレイルを、再びマルーンベルズを正面に見ながら上流方向へと遡る-

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-Scenic Loop最上流部の、澄み切った水を湛える池-

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-Scenic Loopをマルーン湖に向かって戻る。水回りは植物が多く茂る-

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-左手に赤っぽい岩から成る険しい山々がそびえる-

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-クリークが急流となってマルーン湖に流れ込む-

マルーン湖は、トレイルヘッドから数分のところにあり、誰でも手軽にマルーンベルズやピラミッド・ピークの絶景を楽しめるという事で人気が高い。
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-マルーン湖端からマルーンベルズを望む-

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-マルーン湖越しのマルーンベルズもこれで見納め-

出発から5時間50分で、無事トレイルヘッドに戻る。これまで経験したコロラドでのハイキングのなかでも最も印象的なものの一つだった。
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-レイルヘッドに到着-
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内之助

Author:内之助
マラソンは、2008年12月のホノルル・マラソンをもって、全米全州(50州+DC)でフル・マラソンを夫婦で完走。その後、トレイルでのウルトラ・マラソンを経て、今はタイムを気にしなくても良い登山やハイキングを楽しんでいる。
音楽は、中学校1年生の時に、FMで偶然耳にしたモーツァルトの喜遊曲がきっかけでクラシックにのめり込む。
読書は、ノンフィクション中心に、同じ著者のものをまとめて読む傾向あり。小林秀雄、吉田秀和、カール・ヒルティ、スティーヴン・ジェイ・グールド、内田樹、茂木健一郎など。
仕事はサラリーマン。1995年以来ニューヨーク市郊外在住。

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