2017-05

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ドヴォルザーク作曲弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 作品96「アメリカ」

ドヴォルザークの曲といえば、新世界交響曲が有名だ。確かに、フル・オーケストラが大音響を響かせる交響曲も魅力だが、今日は、弦楽奏者4人だけで、小ぢんまりと奏でられる弦楽四重奏曲「アメリカ」を取り上げる。ドヴォルザークらしい親しみやすく魅力的なメロディーが満載の佳曲だ。

第一楽章 アレグロ・マ・ノントロッポ (快速に、でも速すぎずに)
トレモロの短い序奏の後すぐに、単刀直入に、何とも人懐っこい感じの民謡調の第一主題が軽快に奏されて、この曲が作曲された19世紀アメリカの田舎の世界へと、一気に引き込まれる。これに劣らず人懐っい第二主題も心に沁み入るような魅力を持つ。

第二楽章 レント(遅く)
ネイティブ・アメリカンの古老が訥々と昔話を語っているような、素朴な、そして、いつか夢で見たような気にさせる不思議な懐かしさを呼び起こしてくれる曲だ。

第三楽章 モルト・ヴィヴァーチェ (極めて、速く生き生きと)
とぎれとぎれの曲想は、素朴で、ややたどたどしいステップを踏んで踊る田舎の農夫たちを想像させる。同じリズムが速度を落として奏される部分は、踊る人々の背景はるか彼方に、小さくしかしくっきりと見える雪を頂いた山々の稜線を型どっているように、僕には聞こえる。

第四楽章 ヴィヴァーチェ・マ・ノントロッポ(速く生き生きと、でも速すぎずに)
ドヴォルザークが大好きだった蒸気機関車で、アメリカ中西部の大草原を旅しているような、心浮き立つ曲だ。車窓から見える景色がどんどん後ろに通り過ぎていくような快調な曲想。ピツィカートの伴奏が、シュッポ、シュッポと聞こえて楽しい。

最近、この曲に、木管五重奏用に編曲されたヴァージョン(編曲者はドヴォルザークではない)があるのを見つけた。フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンそれにファゴットの合奏によって演奏されるのだが、これが、まさに木の温もりを感じさせてくれて素晴らしい。原曲のひなびた曲調が、5種類の木管楽器それぞれの音色によって少しカラフルになるのが楽しい。
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内之助

Author:内之助
マラソンは、2008年12月のホノルル・マラソンをもって、全米全州(50州+DC)でフル・マラソンを夫婦で完走。今は、トレイルでのウルトラ・マラソンを楽しんでいる。
音楽は、中学校1年生の時に、FMで偶然耳にしたモーツァルトの喜遊曲がきっかけでクラシックにのめり込む。
読書は、ノンフィクション中心に、同じ著者のものをまとめて読む傾向あり。小林秀雄、吉田秀和、カール・ヒルティ、スティーヴン・ジェイ・グールド、内田樹、茂木健一郎など。
仕事はサラリーマン。1995年以来ニューヨーク市郊外在住。

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