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マーラー交響曲第3番
不思議な魅力を持った曲である。アイダホ州への旅の途中、遠くにグランド・ティトンの山々を見ながらドライブした際に聴いたのだが、妙に風景とマッチしていた。マーラーはこの曲で自然を謳ったそうである。
とても長い第1楽章と第6楽章の間に、少年合唱団が加わる短く魅惑的な第5楽章の他3つの個性的な曲想を持つ楽章が挟まってできた、全曲で1時間半もの大曲だ。
演奏は、アイダホ州での車中で聴いたバルビローリ指揮ハレ管弦楽団のものが、全体としてより「自然さ」を感じさせるという点と、大好きな第5楽章の終わり近く、女性合唱と少年合唱の弾むようなちょっとした表情付けとで、気に入っている。その他の演奏でも、なにせ長大な曲なので、他の演奏にも所々で面白い味わいのあるものが多々ある。今日、NY市立図書館で借りた、ケント・ナガノ指揮ドイツ・ベルリン交響楽団(かつてのベルリン放送管弦楽団)を一部聞いたのだが、第5楽章の鐘の音を模する少年合唱の部分での「ビム・バム」をやや長めに「ビーム・バーム」と歌っているところが美しく、新鮮だ。他には、バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの新盤では、第5楽章の少年合唱団が声を割るくらいに元気に歌っており、一聴して気に入った。ホーレンシュタイン指揮ロンドン交響楽団とレヴァイン指揮シカゴ交響楽団のCDは最近久方ぶりに再入手したので、じっくりと聴いてみたい。ラトル指揮バーミンガム市立交響楽団は、Amazon.com(米国)で愛好家たちがけなすほど第6楽章が速すぎるとはどうしても思えない。多分、旋律をよく歌わせることに成功しているせいだろう。
とても長い第1楽章と第6楽章の間に、少年合唱団が加わる短く魅惑的な第5楽章の他3つの個性的な曲想を持つ楽章が挟まってできた、全曲で1時間半もの大曲だ。
演奏は、アイダホ州での車中で聴いたバルビローリ指揮ハレ管弦楽団のものが、全体としてより「自然さ」を感じさせるという点と、大好きな第5楽章の終わり近く、女性合唱と少年合唱の弾むようなちょっとした表情付けとで、気に入っている。その他の演奏でも、なにせ長大な曲なので、他の演奏にも所々で面白い味わいのあるものが多々ある。今日、NY市立図書館で借りた、ケント・ナガノ指揮ドイツ・ベルリン交響楽団(かつてのベルリン放送管弦楽団)を一部聞いたのだが、第5楽章の鐘の音を模する少年合唱の部分での「ビム・バム」をやや長めに「ビーム・バーム」と歌っているところが美しく、新鮮だ。他には、バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの新盤では、第5楽章の少年合唱団が声を割るくらいに元気に歌っており、一聴して気に入った。ホーレンシュタイン指揮ロンドン交響楽団とレヴァイン指揮シカゴ交響楽団のCDは最近久方ぶりに再入手したので、じっくりと聴いてみたい。ラトル指揮バーミンガム市立交響楽団は、Amazon.com(米国)で愛好家たちがけなすほど第6楽章が速すぎるとはどうしても思えない。多分、旋律をよく歌わせることに成功しているせいだろう。
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コメント
こんにちは、内之助さん!中学生の時にモーツアルトを聴いてクラシック音楽にのめり込んだなんてと~~ても素敵です!私もその年頃の時、モーツアルトのピアノ・ソナタを弾くのが大好きでした。若気の至りで誠に恥ずかしいのですが、当時はそれほど難しくないと思い込んで得意になって弾いていました。年月が経つにつれ難しさを感じ、今では時折、家でこっそり弾くのみです。
マーラーはスケールの大きな作曲家ですね。ケント・ナガノさんもご活躍で何よりです。
吉田秀和さんですが、いつだったか病気で新聞の音楽評論もしばらくお休みしていましたが、最近復帰され、私も時々読んでいます。まだまだ活躍していただきたいですね。
最近の新しい発見はロシアの作曲家、ショスタコービッチ先生!名前は昔から知っていますが、作品を弾いたことがなかったのです。比較的弾き易いバレエ組曲の楽譜を購入、ぽろぽろぽろ~んとつま弾いています。
弾いて、走って、読んで、、人生はなかなか楽しいものですね。
英語のクラスでは David Guterson著 ”Snow Falling on Cedars"を時間をかけて読む予定です。何年か前に映画化され、工藤夕貴さんが出演しました。
またお邪魔させていただきます。
マーラーはスケールの大きな作曲家ですね。ケント・ナガノさんもご活躍で何よりです。
吉田秀和さんですが、いつだったか病気で新聞の音楽評論もしばらくお休みしていましたが、最近復帰され、私も時々読んでいます。まだまだ活躍していただきたいですね。
最近の新しい発見はロシアの作曲家、ショスタコービッチ先生!名前は昔から知っていますが、作品を弾いたことがなかったのです。比較的弾き易いバレエ組曲の楽譜を購入、ぽろぽろぽろ~んとつま弾いています。
弾いて、走って、読んで、、人生はなかなか楽しいものですね。
英語のクラスでは David Guterson著 ”Snow Falling on Cedars"を時間をかけて読む予定です。何年か前に映画化され、工藤夕貴さんが出演しました。
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コメントありがとうございました。
モーツァルトのピアノソナタが、年月が経つにつれて難しくなっていく、というのはとても興味深いお話でした。楽器を本格的に弾ける方ならではのコメントだと思います。
吉田秀和、いいですよね。氏のエッセイは、音楽の楽しさを穏やかに伝えてくれます。僕にとっては、いつか(お金とスペースができたら)全集を揃えたいと思わせる作家の筆頭です。94歳にしてなお現役、立派です。
ショスタコーヴィチは、中学生のころに交響曲をいくつかレコードやFMで聴いたきりだったのですが、最近、弦楽四重奏曲を何曲か始めて聴きました。苦渋に満ちた、暗く、時には恐怖さえ催すような曲ばかりでしたが、なぜかまた聴きたくなってしまう、不思議な魅力を感じました。ちょうど、ランニングのスピード・トレーニングをした後の筋肉痛のようで、ぎしぎしきしむように痛いけど、トレーニングの成果をそれで実感して少しうれしいような、そんな感じでした。ピアノ曲などで、良い曲があったら教えて下さい。