2017-09

イロコイズ・ピーク - ニューヨーク州アディロンダック山地

イロコイズ・ピーク Iroquois Peak 4,843フィート(1,476メートル) - ニューヨーク州アディロンダック山地
2017年9月17日(日曜日)
トレイルヘッドスタート 午前7時41分 気温華氏53度(摂氏11.7度)
往復9.4マイル(15キロメートル)
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アメリカン・インディアンの部族名をその名にもつイロコイズ・ピークは、アディロンダック山地では8番目に高い。アルゴンキン・ピークAlgonquin Peak (5,115フィート、1,559メートル)やライト・ピークWright Peak (4,587フィート、1,398メートル)などを含むマッキンタイア山系MacIntyre Rangeに属する。

朝2時に起床、3時少し前に出発、マフィンと缶コーヒーの朝食を摂りながら運転して、7時30分ごろトレイルヘッドのアディロンダックロッジに到着する。人気の高いトレイルヘッドだけあって、駐車スペースはすでに残りわずかとなっていた。
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-すでにほとんど満杯のアディロンダック・ロッジ駐車場-

7時41分にトレイルヘッドをスタート。
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-入山登録簿に記入してスタート-

比較的平坦なトレイルを1マイルほど行くと、分岐点がある。今日のコースは、ここから右に折れて、まずアルゴンキン・ピーク(2011年に登頂済み)を登り、その先にあるイロコイズ・ピークへ至り、来た道を戻る、というもので、アディロンダック第二の高峰アルゴンキン・ピーク(標高1,559メートル)を、行き帰り2度登ることになる、かなり厳しいルートだ。アルゴンキン・ピークまでは、標識にあるように、3マイルで3000フィート近く上るという急登だ。
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-「Algonquin Peak (ascent 2,992') 3.0」との表示が急登を予期させる-

しかも、北向きの斜面なので、日当たりが悪く、トレイル上、岩の多くが苔むしていて滑りやすい。
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-木の根っこは、下る時に滑りやすく苦労する-

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-トレイルの所々に露出する岩盤を上る-

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-路面の岩は、湿って苔むして滑りやすい-

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-巨大な岩の露頭をよじ登る-

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-アルゴンキン・ピークが姿を現す。かなり上ってきた-

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-紅葉が早くも進んでいる-

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-いかにも滑りそうな岩が続く-

標高5,000フィート(1,524メートル)を超えるアルゴンキン・ピーク頂上までのルートの終盤は、森林限界を超えた岩場となる。
そのおかげで、見晴らしの良い区間が長く続く。傾斜はきついが、今日のようによく晴れた日にはうってつけのルートだ。
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-周りの木々も少しずつ減り、遠くの景色が見え始める。尖った山はホワイトフェイス・マウンテン-

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-ここからAlpine Plant zoneとの標識-

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-森林限界を越えて岩場を上る-

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-アルゴンキン・ピーク頂上近くの岩肌を上る-

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-ケルンと、高山植物を傷つけないための小石を使った境界線-

出発後、約2時間30分でアルゴンキン・ピーク頂上に着き、しばし絶景を楽しむ。
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-アルゴンキン・ピーク頂上の三角点-

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-北方向。右端にレイクプラシッドの町越しに、尖った形のホワイトフェイス・マウンテンが見える-

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-北東方向-

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-東方向-

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-南東方向。やや右手の高い山が、ニューヨーク州最高峰のマウント・マーシー(1,629メートル)-

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-南方向-

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-南西方向-

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-西方向。左手手前に今日の目的地イロコイズ・ピークが見える-

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-北西方向-

目指すイロコイズ・ピークは、ここから1.1マイル(1.8キロメートル)先、手前のバウンダリー・ピークの奥に見える。
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-左手手前の縦に並んだ二つのコブの奥がイロコイズ・ピーク-

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-アルゴンキン・ピークから少し下った鞍部から見たイロコイズ・ピーク-

アルゴンキン・ピークから一旦下って、5年前に苦労して下ったコールデン湖までのルートとの分岐点から0.7マイル先のイロコイズ・ピークを目指す。ここから先、トレイルは細くなるが、以前はぬかるみが酷かったらしい箇所には、小まめに板橋が設置されており非常に助かる。
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-ここを右に行く。この先は正式なトレイルではなく、道幅は細くなる。左へ行くとコールデン湖までの急な下りとなる-

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-一つ目のコブ、バウンダリー・ピークから見るイロコイズ・ピーク-

イロコイズ・ピークの頂上直前は、かなりテクニカルな岩登りとなるが、探せば迂回路もあり、それほど危ない思いをせずに登ることができた。
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-行く手を遮る岩塊。ここは何とか登れた-

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-別の岩。よじ登れそうで登れず、右から迂回-

出発して約3時間で、今日の目的地イロコイズ・ピーク頂上に到着。頂上は森林限界を超えており、アルゴンキン・ピークに勝るとも劣らない360度の絶景を楽しむことができた。
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-頂上少し先の崖っぷちから南方向を見る-

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-イロコイズ・ピーク頂上にて-

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-同上-

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-イロコイズ・ピークから北方向。尖ったホワイトフェイス・マウンテン(1,483メートル)がやや右手に見える-

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-北東方向。先ほど登ったアルゴンキン・ピーク-

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-東方向。手前の幾筋かの崖は先月8月20日に登ったマウント・コールデン、その奥にマウント・マーシー-

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-南東方向。下方にコールデン湖が光る-

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-南方向-

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-南西方向-

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-西方向-

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-北西方向-

復路は、森林限界までは眼下に広がる景色が素晴らしかったが、その後は苔むして滑りやすい岩に苦労しながら慎重に下りたために、イロコイズ・ピークから3時間と、上りと変わらない時間がかかった。
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-アルゴンキン・ピークを上り返す-

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-同上-

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-アルゴンキン・ピークから見たマウント・コールデンとその奥のマウント・マーシー-

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-帰路の絶景。ホワイトフェイス・マウンテンとレイクプラシッド-

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-アディロンダックでは早くも紅葉がかなり進んでいた-

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-ホワイトフェイス・マウンテンが正面奥に、右手間近にライト・ピークを見ながら下る-

全行程6時間、トレイルヘッドに午後1時20分無事到着した。
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ラ・プラタ ピーク La Plata Peak 2017年8月1日(2017年コロラドの旅4日目)

2日間の高地馴化を経て、2017年8月1日火曜日、いよいよフォーティナーズ(コロラド州にある標高14,000フィート(4,267メートル)以上の山々の総称)の一つ、ラ・プラタ ピークLa Plata Peak(標高14,336フィート、4,370メートル)に挑戦することにした。

午前2時に起床、4時に宿を出る。今回のトレイルヘッドは、幹線道路の一つコロラド州道82号線沿いにある。多くのフォーティナーズのトレイルヘッドは、荒れた山道の奥にあり、スタート地点に立つまでが一苦労、ということがしばしばだ。ところが、今回のトレイルヘッドは、極めてアクセスが簡単なのでありがたい。宿からクルマで40分ほど、5時前にはトレイルヘッドに到着する。

日の出までにはまだ一時間ほどあるので、ヘッドランプをつけて、5時17分に出発する。気温は華氏43度(摂氏6度)、風はほとんど無い。はじめの500メートルほどは、未舗装の車道を行く。ヘッドランプの灯りだけを頼りに、左手にあるはずのトレイルへの入り口を見落とさないように慎重に進み、無事トレイルを見つける。

–トレイルへの入り口–

しばらくは、比較的平坦な林間を3キロメートルほど行く。6時ごろから徐々に明るくなる。
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–薄明るくなってきた。林と林の間のやや開けた場所を行く–

トレイルヘッドから約2マイル(3.2キロメートル)きたあたりから、傾斜が急になってくる。
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–ここが、この先、延々と続くきつい上りの始まりだった–

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–6時25分、U字谷の奥の山の頂上部に朝日が当たり始める–

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–ガレ場のつづら折りをひたすら上る–

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–一息入れて景色を眺める–

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–ここを上ってきた–

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–ガレ場を行く。一旦やや緩やかになる–

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–コロラド州花コロラド・コロンバイン–

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–再び急斜面が始まる–

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–中央奥に目指すラ・プラタ頂上がわずかに見える–

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–傾斜はさらに急になってくる–

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–急な上りをひたすら上る。北西斜面なので、朝日はまだ当たらない–

出発後、2時間18分、ようやく頂上につながる尾根に着く。この地点で標高12,750フィート(3,886メートル)、すでに富士山の高さを超えているが、実はここからがこの登山の本当の正念場だ。頂上まで1.25マイル(約2キロメートル)で1,600フィート(約500メートル)上る。しかも、尾根上にはbuttressと呼ばれるコブ状の小山がいくつかあり、その都度、鋭利な岩がゴロゴロする足場の悪いルートを伝って迂回して行かなくてはならない。
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–尾根に着く。手前右手から登って来た–

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–buttress の一つ。右手から迂回する–

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–標高13,500フィート(4,115メートル)地点。ここからさらに800フィート(約250メートル)上る–

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-朝日をバックライトにして黒い壁のように連なる尾根Ellingwood Ridgeが進行方向左手に見える–

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–さらに別のbuttressを回り込んで上る。まだ先は長い–

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–岩が多くなり、足場がさらに悪くなる–

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–まだ陽が当たらず寒い–

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–こんな高地のガレ場にも高山植物が–

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–ガレ場をさらに上る–

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–頂上はまだかなり上だ–

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–雪渓脇の急斜面–

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–頂上が見えるが、まだだいぶ上だ–

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–これは、「だまし」(false peak)。頂上はこの左手にあった–

出発して3時間40分、ついに標高4,370メートルのラ・プラタピーク山頂に着いた。頂上は無風晴天、360度の絶景。これまで経験したほかのフォーティナーズ山頂は、強風と寒さ、それに酸素が少ないことへの恐れも相まって、そそくさと降りてきたことが多かったが、今回は例外的に居心地が良く、ゆっくりと30分ほど過ごした。居合わせた数名のハイカー達も、三々五々、くつろいでいた。
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–ラ・プラタ頂上–

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–北東方向。右奥がTwin Lakes、左奥がたぶんコロラド最高峰のMt. Elbert、左手手前が上る時見えたEllingwood Ridge–

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–北西方向、今来たトレイルを見下ろす–

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–南西方向–

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–この青空!–

頂上からの眺望を堪能して、午前9時30分に下山を始める。帰りは、上ってきたトレイルをそのまま戻るだけだが、眼前に広がる絶景を楽しみながら軽快に下って行けるし、下るにつれて酸素濃度も増していき息苦しさも和らいでいく。下りこそが、コロラド登山ならではの醍醐味だ。
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–帰路につく–

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–頂上近くの乾いた場所に生育する多肉植物の一種–

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–尾根からの景色–

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–階段まで付いていて整備が行き届いている–

下りの終盤、トレイルヘッドまであと1.5キロメートルほどのところでちょっとしたサプライズがあった。出発してまもなくこの橋を渡った時には、まだ暗かったので周りの様子はわからず、ただ沢の流れる音だけだが聞こえていたので、よくあるクリーク上の橋としか思っていなかった。ところが、帰りに見ると、橋は数メートル以上の深さに細長くえぐりとられたような急流の上に架かっていた。しかも、沢全体が黄色い岸壁でできている。
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–凄まじい急流に橋が架かっていた–

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–同上–

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–程なくトレイルへの入り口に到着–

トレイルの入り口から約400メートル車道を歩いてトレイルヘッドに帰還した。往復9.25マイル(14.9キロメートル)、上りの累積4,500フィート(1,219メートル)のラ・プラタピーク北西尾根ルートを、7時間ちょうどで無事完了できた。

マルーン・レイクからバックスキン峠往復 (Maroon Lake - Buckskin Pass) 2017年7月31日 (2017年コロラドの旅 3日目)

2017年コロラドの旅3日目、高地順化二日目として標高12,733フィート(3,881メートル)のバックスキン峠へのハイキングに出かけた。標高9,582フィート(2,921メートル)のトレイルヘッドから往復11.2マイル(18.0キロメートル)、累積標高差4,128フィート(1,258メートル)、6時間弱の、大変風光明媚なハイキングコースだった。

宿を朝5時に出発し、2時間ほどのドライブで7時前にトレイルヘッドの駐車場に到着した。この駐車場は、規制により午前8時以降は入れなくなる。抜けるような青空の下、7時31分にトレイルヘッドを出発。
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-ここはコロラドでも最も人気の高いトレイルの一つだ-

トレイルに入ってすぐ、マルーンベルズの山々が行く手にそびえる。いきなり感動的な眺めに嘆息する。
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-右がマルーンベルズの山々、左がピラミッドピーク、ともにフォーティナーズに含まれるが登頂は極めて難しい-

すぐに、マルーン湖に出る。湖面にマルーンベルズが映る。
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-マルーン湖越しにマルーンベルズを望む-

今日のコースは、マルーン・スノーマストレイルをバックスキン峠までの往復の帰りに、二つの湖、マルーン湖とクレーター湖に寄る、というものだ。
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-途中1.4マイル(2.3キロメートル)地点にクレーター湖がある-

クレーター湖までは比較的平坦だが、そこを超えると傾斜が急になる。マルーンベルズの絶壁が少しずつ近くなってくる。
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-フォーティナーズの中でも最も登頂が難しいと言われるマルーンベルズの2峰-

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-高度を上げるとともに徐々にマルーンベルズが近づいてくる-

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-さらに近づくとともに、次第に岩壁が迫力を増す-

標高11,000フィート(3,353メートル)辺りで、傾斜は一旦やや緩やかとなり、針葉樹林の林を抜け、クリーク沿いの草原に至る。
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-平坦な林を抜ける-

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-コロラド州の州花コロラド・コロンバイン(セイヨウオダマキ)はクリーク沿いによく見られる-

クリークを左に見ながら緩斜面を進んでいたが、いつの間にかコースを外れてしまい、雪渓の手前で気づく。幸い、100メートルほど戻ったところで、トレイルがクリークを渡っていたことがわかり、大きなロスとはならなかった。
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-コースから外れる-

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-クリークを渡るこの道が正しいコースだった-

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-水辺には動植物がよく見られる-

森林限界を越え、ついに、目的地のバックスキン峠が遙か先に見えてくる。ここから傾斜が次第に急になってくる。
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-写真中央の上方遠方に白く雪が残っている所がバックスキン峠-

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-標高11,500フィート(3,505メートル)付近、クリークの最上流部を渡る-

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-バックスキン峠の残雪に近づくにつれ、斜度は増してくる-

標高11,800フィート(3,597メートル)付近の、ウィロー峠へのトレイルとの分岐点を左に折れたところで、傾斜は一旦やや緩やかになる。ただ、ここから峠までは、さらに約1,000フィート(約300メートル)近くも上らなければならない。
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-分岐点を左に。バックスキン峠は、まだずいぶん高いところに見える-

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-バックスキン峠手前の急斜面は壁のように見える-

幸い、トレイルはつづら折りになっているので、斜度はさほどでもないが、標高は富士山頂上と同じくらいあるので、さすがに息が切れる。
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-道端を彩る高山植物たち-

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-来た道を振り返る。高山植物と雪渓と急峻な山々の遠景-

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-バックスキン峠直下の急斜面に切られたつづら折りのトレイル-

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-つづら折りを上る。青空と雲が美しい-

バックスキン峠の残雪上に、マウンテンゴートの親子がいた。この辺りでは、さほど珍しいわけではないのかもしれないが、こうして間近に、しかも親子で現れてくれると、やはりうれしい。
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-バックスキン峠近くで遭ったマウンテンゴートの親子-

トレイルヘッドから約5マイル(約8キロメートル)を2時間51分でバックスキン峠に到着する。頂上は、「峠」という言葉から想像するような強風もなく、360度のパノラマ絶景をゆっくりと堪能できた。この景色こそ、コロラドでの登山の醍醐味だ。
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-峠から南を望む。左手奥がたぶんマルーンベルズ-

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-同上-

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-先ほど遭遇したマウンテンゴートの親子が峠の少し下にいた-

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-峠から北東方向-

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-峠から南方、上ってきたトレイルと、左手奥に(たぶん)マルーンベルズ-

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-峠から東方、こちらから登ってきた-

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-峠から北東方向、山々の遙か上の雲が美しかった-

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-少し下ったところから東方を望む-

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-同じく下り始めたところから南東方向、(たぶん)右奥がマルーンベルズ(4,315m)、左がピラミッド・ピーク(4,273m)-

帰りは来た道を東から南東方向へ下りて行く。このような開けた絶景はコロラドでの登山に典型的な眺望だ。
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-南東方向、正面にそびえるピラミッド・ピークに向かうように下りて行く-

閑話休題。多くのトレイルは、溝状に造られているので、大雨などでトレイルが川のようになると、トレイル上の土砂が流されてひどく荒れてしまう。そこで、下の写真のように、石や丸太などをトレイル上に斜めに埋め込んだ「ウォーター・バー(Water bar)」を造っておくことで、水流をトレイル脇へ逃がすことができ、そこより下のトレイルに水が流れ込むことを最小限に抑える。単純な機構だが、トレイル保全に大きな効果を発揮する。
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-ウォーター・バーの一つ-

南東方向へとひたすらトレイルを下る。この辺りもそうだが、一般的にコロラドの高地の草原上のトレイルは足場が良く、気持ちよく走り下りることができる。このような、眼下に広がる絶景に向かって走り下りることができるのも、コロラドでの登山の醍醐味の一つだ。
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-ピラミッド・ピークが徐々に近くなってくる-

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-クレーター湖ももうすぐ下に見える-

バックスキン峠から3.6マイル(5.8キロメートル)、約2,400フィート(約730メートル)下ったところにあるクレーター湖に着く。
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-クレーター湖越しに、南西方向にマルーンベルズを望む-

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-南東方向にはピラミッド・ピーク-

クレーター湖でマルーンベルズとピラミッド・ピークの眺望を堪能して、次の目的地マルーン湖に向かう。
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-左手、北東方向に険しい山塊を見ながらマルーン湖へと向かう-

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-上空には、もうすでに秋の雲がかかっていた-

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-Picaと呼ばれるリスに似た体長15センチほどの小動物-

30分ほど下ってマルーン湖に到着する。
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-マルーン湖-

終点はすぐそこだが、Scenic Loopがあるということでちょっと寄り道していくことにする。湖に流れ込むクリーク沿いのトレイルを約1キロメートル程遡り戻ってくるというもの。
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-Scenic Loopへ。クリーク沿いのトレイルを、再びマルーンベルズを正面に見ながら上流方向へと遡る-

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-Scenic Loop最上流部の、澄み切った水を湛える池-

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-Scenic Loopをマルーン湖に向かって戻る。水回りは植物が多く茂る-

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-左手に赤っぽい岩から成る険しい山々がそびえる-

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-クリークが急流となってマルーン湖に流れ込む-

マルーン湖は、トレイルヘッドから数分のところにあり、誰でも手軽にマルーンベルズやピラミッド・ピークの絶景を楽しめるという事で人気が高い。
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-マルーン湖端からマルーンベルズを望む-

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-マルーン湖越しのマルーンベルズもこれで見納め-

出発から5時間50分で、無事トレイルヘッドに戻る。これまで経験したコロラドでのハイキングのなかでも最も印象的なものの一つだった。
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-レイルヘッドに到着-

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プロフィール

内之助

Author:内之助
マラソンは、2008年12月のホノルル・マラソンをもって、全米全州(50州+DC)でフル・マラソンを夫婦で完走。その後、トレイルでのウルトラ・マラソンを経て、今はタイムを気にしなくても良い登山やハイキングを楽しんでいる。
音楽は、中学校1年生の時に、FMで偶然耳にしたモーツァルトの喜遊曲がきっかけでクラシックにのめり込む。
読書は、ノンフィクション中心に、同じ著者のものをまとめて読む傾向あり。小林秀雄、吉田秀和、カール・ヒルティ、スティーヴン・ジェイ・グールド、内田樹、茂木健一郎など。
仕事はサラリーマン。1995年以来ニューヨーク市郊外在住。

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