2017-06

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アディロンダック: ゴチックス他五峰

この夏3回目のアディロンダック、今回は長めのハイキングとなるので、前2回のような日帰り強硬日程ではなく、前後泊することにした。なお、今回の宿は、ADK Trail Innの簡易キッチン付2ベッドの部屋で快適だった。

2016年8月27日(土)朝6時出発
16.5マイル(26.5キロ)、8時間28分
今回登った山(Pyramid以外はアディロンダック46名山):
Lower Wolf Jaw (4,175 フィート=1,273 メートル)
Upper Wolf Jaw (4,185 フィート=1,276 メートル)
Armstrong Mtn. (4,400 フィート=1,341 メートル)
Gothics (4,736 フィート=1,444 メートル)
Pyramid Mtn. (46名山に含まれず)
Sawteeth (4,100 フィート=1,250 メートル)

26.5キロは今季最長距離、しかも、アディロンダックで6つの山を縦走となると、トレイルの状態によっては10時間くらいの長丁場になる可能性もある。しかも、今回のコースは人気のルートとあって駐車場が早々に満杯になることも心配だ。そこで、3時半起床、5時15分に宿を出発、6時前にSaint Hubertsの駐車場に着いた時には、すでに10台ほどのクルマが停まっていたが、無事スペースを確保でき、一安心する。

6時ちょうどにスタート、ゴルフ場内の道を1キロ弱通り、トレイルヘッドへ。そこで登録簿に記入して、いざトレイルへ。オーサブルAusable川にかかる橋を西岸へと渡って、しばらくは、川沿いの比較的平坦なトレイルを1.8マイル(2.9キロ)程行く。
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-オーサブルAusable川の西岸へ渡る-

その後、トレイルは傾斜を増し、息が切れてくる。ただ、足場は、いまのところまだ「普通のトレイル」で、その点ではそう悪くない。
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-トレイルは傾斜を増してくる-

次第に足場は、「普通のトレイル」から、「アディロンダックらしいトレイル」つまり、巨岩・岩場登りへと変化し、それにつれて、ペースはグッと落ちてくる。
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-アディロンダック独特の岩場-

出発してから2時間11分、TH(トレイルヘッド)から約4.2マイル(6.8キロ)で今日最初の山、ロウワー・ウルフ・ジョー Lower Wolf Jaw(標高4,175 フィート=1,273 メートル)頂上に到着。ただし、森林限界を超えておらず木々が繁っているので、眺望はあまりよくない。
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-ロウワー・ウルフ・ジョーLower Wolf Jaw頂上-

次の山までは、そこから1.4マイル(2.3キロ)の下りと上りだ。途中やはり岩と格闘しなければならない。たとえばこの岩は、そのまま登るには微妙に高い。試行錯誤の末、二つの巨岩の間の、隙間を行くのがベストルートと判明した。
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-巨岩の隙間を行く-

前の山から約1時間で、二つ目の山アッパー・ウルフ・ジョー Upper Wolf Jaw (標高4,185 フィート=1,276 メートル)に到着。こちらの方の「オオカミのあご」頂上は開けた岩盤なので、眺めは良い。
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-アッパー・ウルフ・ジョーUpper Wolf Jaw頂上からの眺め-

次の山までの途中、岩壁に梯子が設置された箇所があった。これがなければ、ロック・クライミングの技術がなければ先へは行けないだろう。このルートを整備してくれた人たちの配慮に感謝。
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-有難いことに梯子が設けられている-

約1マイル(1.6キロ)、42分で次のアームストロング Armstrong Mtn. (標高4,400 フィート=1,341 メートル)に。今日のメイン、ゴチックス Gothicsが見えた。
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-アームストロングからゴチックス(中央)を望む-

アームストロングから37分、0.8マイル(1.3キロ)で、次のゴチックス(標高4,736 フィート=1,444 メートル)に着く。この山の頂上は、岩盤が長さ200~300メートルほども広がっており、そこから360度の眺望が楽しめた。
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-ゴチックス頂上から西の方向を望む。以前登ったMt. MarcyやMt. Skylightが見えているはずだが、どれか分からない-

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-ゴチックスから南の方向、次に登るピラミッドPyramidを望む-

ゴチックス頂上で10分ほど眺望を堪能して、次のピラミッドPyramidに向かった。
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-ピラミッドの岩肌(前の写真中ほどの「7」の字型の部分)を登る-

28分、0.4マイル(1キロ)でピラミッド山頂へ。途中で遭ったハイカーによれば、ここからの眺望はアディロンダック最高とのことだだったが、確かに素晴らしいものだった。
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-ピラミッドから北方向を望む。右の峰がゴチックス、左がSaddleback Mtn.。岩肌が見事-

次のソーティースSawteethまでは、約1マイル(1.6キロ)の道のりを、一旦下った後、急な登りを行く。
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-ソーティースまでの急な登り-

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-やはりここにも岩盤登りがある-

約1時間でソーティースSawteeth(標高4,100 フィート=1,250 メートル)頂上に到着。これで今日目指した6峰すべてに登頂でき、一安心。ただ、アディロンダックは、下りも急で、滑りやすい岩場も多く気が抜けない。
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-ソーティース頂上から、北方、ピラミッドとその奥左に小さくゴチックスを望む-

今日のコースには、厳しい縦走の後のささやかな「ご褒美」さながらに、二つの美しい滝がある。一つ目は、ソーティースから延々(と感じられる)約2マイル(3.2キロ)下ったところにある、レインボー滝だ。
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-レインボー滝-

もう一つは、オーサブル川まで下った後に、西岸ぞいのトレイルを、壮大な岩壁を見ながら約1マイル(1.6キロ)行ったところにあるビーバー・メドウBeaver Meadow滝だ。
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-オーサブル川西岸-

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-壮大な岩壁(人が小さく見える)を左に見ながら川沿いのトレイルを進む-

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-ビーバー・メドウBeaver Meadow滝-

ここまでで、すでに8時間近く経っており、かなり疲れたので、最後の約2マイル(3.2キロ)は、トレイルから外れて、未舗装道路を行くことにした。一瞬たりとも気を抜けないトレイルから、このような道に出ると、まるでうそのような走りやすさだ。
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-未舗装道路も、トレイルに比べると、まるでハイウェイ並みの気楽さだ-

朝来たゴルフ場内の道を戻り、8時間28分の長丁場を二人とも無事完了できた。宿へ帰ってから飲んだ地ビール「アディロンダックBear Naked Amber Ale」の美味しかったこと。
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-ゴルフ場越しに、ひと月前に登ったジャイアントGiant Mtn.が見えた-

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-無事駐車場に帰着、お疲れでした-

(2016年9月4日記す)
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カタ―ディン - バクスター・ピーク登山 2016年8月19日

カタ―ディンMt. Katahdin(標高5,268フィート=1,606メートル)は、米国北東端のメーン州の最高峰で、バクスター・ピークなどいくつかの峰々からなる、堂々たる威容を誇る山だ。
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-インフォメーション・センターからのカタ―ディンの全容-

今日目指すバクスター・ピークBaxter Peakは、アパラチアン・トレイルの北の終点という、ハイカーたちにとっては特別な場所だ。アパラチアン・トレイル(通称AT)は、南部ジョージア州と北東部メーン州をつなぐ全長2,189.1マイル(3,522キロ)の、米国でも有数のトレイル・システムの一つだ。毎年数百人の猛者たち(約四分の一が女性)が、その全行程を踏破し「スルー・ハイカー」の称号を得る。今日は、そのATの最北端部分の5.2マイル(8.4キロ)を辿って、バクスター・ピークBaxter Peakを目指す往復10.4マイル(16.8キロ)というルート。日帰りハイキングの距離としては特に長いものではないが、頂上まで約4,200フィート(1,280メートル)も登り、しかも、途中、難しい岩登りもある。簡単な道のりではなさそうだ。緊張の面持ちでトレイル・ヘッド(TH)を朝6時45分に出発した。

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-THにある道標-

天気は、晴れ、朝の気温は摂氏12℃と良好なコンディションだ。水分3リットル、ジェル10個、塩カプセル数個を携行。トレッキングポールは、岩登りの邪魔になると考え持参しなかった。
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-道中の無事を願いつつ登録簿に記入。いつもながら少し身の引き締まる瞬間だ。-

最初の1マイル(1.6キロ)を過ぎた辺りから、傾斜がややきつくなるものの、足場はまだ悪くない。
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-ATといえば、この白のトレイル・マーク-

上るにつれて、大きめの岩が目立ってくるが、まだ森の中(森林限界よりも下)のトレイル。何となく、その先何が待っているかが暗示されるているようだが、まだ余裕の表情で、岩と戯れながら進む。
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-大き目の岩が目立ってくる-

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-足場も岩がゴロゴロし始める-

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-まだ余裕あり 1-

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-まだ余裕あり 2-

ついに、スタート後約2マイル(3.2キロ)辺りから、巨岩登りが1マイルほども続く難所に入った。背の高さを軽く超える無数の巨岩で埋め尽くされた急斜面を、白のコースマークを辿りながらよじ登っていく。まさに全身運動で、上半身の筋肉が疲れる。ただ、コースマークが、丹念にきめ細かく付けられていて、非常に助かった。
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-いよいよ巨岩登りが始まる-

実は、この後、岩登りの最大の難所に差し掛かったところで、よりにもよって局所的な突風が吹き付け、がけ下へ吹き飛ばされるかもしれない恐怖感を何度か抱くほどだった。この間、写真を撮る余裕なし。寒さを凌ぐべく、岩陰でウィンド・ブレーカーを着込む。
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-強風の中での巨岩登りが続く-

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-威圧するような巨岩の間を縫って登る-

1時間以上に及ぶ巨岩と強風との格闘を終えて、山頂に続く広大な平坦地(通称Table Land)に着いた。ホッとしたものの、帰りはこの岩々を降りるのかと思うと、少し気が重くなる。ここから約1マイル(1.6キロ)先に頂上がある。
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-Table Land 左奥が目指す頂上-

スルー・ハイカーたちに思いをはせつつ進む。ジョージア州を春に出発し、ここまで2,000マイル以上来てついにゴールが目の前に迫っている。どんな感情が湧いてくるのもだろうか。
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-丁寧につくられた階段。スルー・ハイカーたちのためのレッド・カーペットだ。-

出発後、3時間11分でバクスター・ピークに到着。標高は1,606メートルとさほどでもないが、この山頂は、北海道最北端の稚内市とほぼ同じ北緯45度54分もの高緯度に位置していることから、森林限界をはるかに超えている。したがって、眺望は最高だ。
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-米国の山には珍しい山名の標識。「ジョージア州まで2,189.1マイル」-

今日のルートは山の西側から登るものだったが、東側から登るルートもある。ただし、下の写真にあるように、山頂直前に「ナイフ・エッジ」と呼ばれる、両側が切り立った狭い尾根を通らなければならないので、我々にはやや危険と判断し、今回は西ルートをとった。しかし、頂上で遭った地元のハイカーによれば、ナイフ・エッジを通る東ルートは、我々の今日のルート(AT=ハント・トレイルHunt Trail)よりも難易度は低いのではないか、とのこと。いつか挑戦してみたい。
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-東方向、ナイフ・エッジを望む-

頂上で10分ほど休んで、下山を開始する。まずは、Table Landを快調に走り下る。
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-緩めの下りはトレイル・ランの最大の楽しみだ-

しかし、間もなく、あの気の思い巨岩のがけ下りが始まる。お尻をつけながら慎重に岩を降りて行く。少し油断すると、足首を捻ったり、最悪の場合、滑落の危険もあるので気を緩められない。
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-難しい上りは、難しい下りでもある-

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-登る時には強風で写真を撮れなかった場所。岩の絶妙な位置に絶妙な形状の鉄の取っ手が設置されている-

何とか、難所を切り抜けて少し下ると、THまであと1マイルちょっとのところに、カタ―ディン滝Katadhin Stream Fallsがある。美しい滝を見ながら小休止。
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-カタ―ディン滝-

THに午後1時12分に帰着。全行程10.4マイル(16.8キロ)、所要時間6時間27分のハイキングだった。
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-無事THに着きました-

(2016年9月5日記す)

2015年コロラド州14ersの旅 7日目 Island Lake

2015年7月25日(土) Island Lake

前日の24日金曜日は、降水確率が50%だったので、登山は見送り、休養日として、洗濯や読書などをしてゆったりと過ごした。
翌25日土曜日は、14ersの一つ、アンコンパーグレUncompagre Peakを目指すつもりで早朝2時半に起床したものの、天気予報では、午前中から(30%程度ながら)雷雨の可能性あり、となっており、往復25キロ近いハイキングとなるアンコンパーグレへの登山は諦めた。代わりに、クルマで4時間ほどのところにT.H.がある、Island Lakeへのハイキングに行くことにした。
T.H.は、2013年に、Hard Rock 100マイルレースに参加する友人ランナーのサポートのために訪れたSilvertonの町の近くだ。当時を懐かしみつつ、古い鉱山町ユーレイOurayや絶景のミリオンダラー・ハイウェイを通ってT.H.までのドライブを楽しみ、キャンプ場そばのT.H.に着いた。10時56分にこの標高2,980メートルのT.H.をスタートした。
T.H.からこれから登る方向を見る
-T.H.からこれから登る方向を見る-

トレイルは、前三方を尾根に囲まれた幅広い谷を、真ん中の尾根目指して少しずつ上っていく。目指すIsland Lakeは、その尾根の向う側にあるIce Lakeを過ぎて、さらに右手奥の山の向うに回ったところにある。これらの湖から流れ出る水がこの谷間一帯を潤しているようで、高山植物が大変豊富だ。
このトレイルも高山植物が豊富
-高山植物の宝庫のようなトレイルだ-

この尾根を越えた向う側に目指す湖がある
-この尾根を越えた向う側にIce Lakeがある-

今回のハイキングは、14ers登山ではないものの、往復13.4キロもの距離があり、所どころ急傾斜もあり、最高標高も3,900メートル近く、と決して簡単なコースではない。手応え十分な本格的なハイキングだ。
トレイルはやや急になってくる。もう少しだ。
-トレイルはやや急になってくる。もう少しで尾根越えだ。-

水が豊富なこの谷は緑が豊かに繁る
-水が豊富なこの谷は緑が豊かに繁る-

様々な高山植物
-様々な高山植物-

尾根を越えて、まず、Ice Lakeに到着した。目指すIsland Lakeは、ここから右手に回り、山を越えたところにある。
Upper Ice Lake
-Ice Lake-

その山越えの途中、下方にはIce Lakeが見下ろせる。
Island Lakeへ続くトレイルからUpper Ice Lakeを見下ろす
-Island Lakeへ続くトレイルからIce Lakeを見下ろす-

Ice Lakeから45分ほどでIsland Lakeに到着した。真ん中に岩の島があるコバルトブルーの美しい湖だ。写真右上方に見えるつづら折りのトレイルが、Hardrock 100マイルレースのコースの一部だ。
Island Lake。右上方のつづら折りのトレイルがHard Rock 100のコースの一部
-Island Lake。右上方のつづら折りのトレイルがHardrock 100のコースの一部。-

その拡大
-そのHardrock 100のコースの一部の拡大-

せっかくなので、そのトレイルを途中まで上ってみた。そこから見下ろすIsland Lakeの美しさは格別だった。
Hard Rock 100コース上から見えるIsland Lake
-Hardrock 100コース上から見えるIsland Lake-

帰りは、来た時とは別のトレイル(これもHardrockのコースの一部)を通って、トレイルランを楽しみながら下り、往復4時間2分でT.H.に到着した。
下りのトレイル
-下りのトレイル-

今回のコロラド州14ersの旅では、3つの14ersに登ることができたほか、Crested ButteやIsland Lakeでのハイキングも楽しめ、充実したものだった。登れなかったアンコンパーグレには、また別の機会に挑戦したい。

帰りのフライト、ユナイテッド1962便は、7月26日日曜日夕方5時半にデンバーを発ち、ニューヨーク・ラガーディア空港に夜11時過ぎに無事到着した。

2015年コロラド州14ersの旅 6日目 Redcloud & Sunshine Peak

2015年7月23日(木) Redcloud & Sunshine Peaks

今日の登山は、Redcloud Peak(14,034フィート=4,277メートル)とSunshine Peak(14,001フィート=4,268メートル)の二つの14ersを一日で縦走するコース(いわゆる「コンボ」)で、全長16.8キロと長めのハイキングとなることから、日の出約1時間前の午前5時07分にトレイル・ヘッドをスタートした。気温は摂氏4度、晴れで風はほとんど無し。

日の出前に出発。今日は右側のSilver Creek Trailへ。
-昨日のHandies Peakと同じトレイル・ヘッドから昨日とは逆方向、Silver Creek Trailを行く-

トレイルはSilver Creekに沿って少しずつ上る。所どころで、雪崩の名残の残雪を越えて行く。
Silver Creek
-Silver Creek沿いに緩やかな上りが続く-

トレイルを上るにつれて、次第に谷の幅が広がり、なだらかな高原に出たところで視界が開けてくる。コロラド・コロンバインなどの高山植物が川端に繁茂する美しいトレイルだ。
広々とした谷を奥に向かって進む
-広々とした谷を奥に向かって進む。まだ日の出前だ。-

Creek沿いに高山植物が繁る美しいトレイルだ
-Creek沿いに高山植物が繁る美しいトレイルだ-

コロンバインの群生
-Silver Creekの川端に群生するコロラド・コロンバイン-

標高約3,960メートルの鞍部直下あたりで、初めて目指す最初の山Redcouldsの頂が見えてきた。ちょうど照らし始めた朝日に赤く輝いている。
目指すRedcloud(赤っぽい頂)が少しだけ姿を現す。ようやく谷間に朝日が差し込む。
-右手奥の赤い山がRedcoulds Peak-

尾根伝いに山頂を目指す。ただし、まず手前の小高い山(a false peak)を一つ越えなければならない。
尾根づたいにRedcloud Peakを目指す。
-尾根を行く-

尾根のガレ場にも高山植物が。
-こんな尾根のガレ場にも高山植物が-

Redcloud Peak直前の山(Fake Peak)にまず登らなければならない。
-Redcloud Peak手前の山にまず登らなければならない-

False peakを越え、いよいよRedcouldsに向かって行く。最後は例によって急なつづら折りの登りとなる。少し上ると、酸素不足で太腿がすぐにだるくなるので、休みながら辛抱強く登っていく。
Fake PeakからRedcloud Peakを望む
-False peakからRedcouldsを望む-

最後の急坂
-Redcouldsへの最後の急坂-

T.H.から7.4キロ、ちょうど3時間で標高4,277のメートルのRedcloud Peakに登頂。
Redcloud Peak頂上にて
-Redcloud Peak頂上にて-

頂上から北を望む。Uncompagre(台形の山)が見える。
-Redcloud Peak頂上から北を望む。14ersの一つUncompagre(台形の山)が見える。-

次に目指すSunshine Peakはここから2.3キロ先ある。見たところ平坦な行程に見える。
これから向かうSunshine Peakを望む
-次に目指すSunshine Peakを望む-

Sunshine Peakへのトレイル
-Sunshine Peakへのトレイル-

ところが、Sunshine Peak手前には、ガレ場となっており、右側は見るも恐ろしい姿の岩がそそり立つ崖になっていた。そこを恐る恐る通過し、最後はやはり急な登りだ。しかも、足場は尖った硬い石がごろごろして踏ん張りが利きにくいガレ場となっている。Redclouds Peakから見た時の穏やかな印象とは随分と異なる、厳しいトレイルだ。
Sunshine Peak手前のガレ場
-Sunshine Peak手前のガレ場-

トレイル右側は見るも恐ろしい姿の岩いわがそそり立つ崖
-トレイル右側の崖-

最後の急な登り
-最後の急な登り-

ようやく標高4,268メートルのSunshine Peak頂上に着く。Redclouds Peakから54分かかった。
Redcloud Peakを振り返る
-Redcoulds Peakからの道を振り返る-

通常の14ers登山ならば、この後は、下山の下りトレイルを軽快に走り下りるだけなのだが、今日の登山は、この先に崖下りの難所が控えていた。
この先に下りルートの難所の急斜面がある
-この先に下りルートの難所の崖下りがある-

お尻を地面につけて何とか崖を滑り降りた後には、一面の石野原の急斜面だった。下ろうとすると全ての石が動き踏ん張れないので、動く石もろとも下りて行かなくてはならない。全て硬く尖った石ばかりなので、擦り傷をいくつか負いながら滑り降りた。Talusという地形だそうで、辞書によれば、Talus:崖の下の、傾斜した浮石のかたまり、とあった。
Talus(崖の下の、傾斜した浮石のかたまり)を滑り下る
-Talusを滑り降りる-

その拡大
-その拡大写真-

Talusに散々苦労させられたあと、ようやく普通のトレイルに達し、ホッとした。
そしてようやく普通のトレイルに達する
-「普通の」トレイルに-

その後は、いつものように、下りのトレイルランを楽しみ、Sunshine Peakから2時間18分で無事T.H.に着いた。全行程約6時間30分の登山だった。

2015年コロラド州14ersの旅 5日目 Handies Peak

2015年7月22日(水) Handies Peak

コロラド入りして5日目の今日、ようやく午前中の雷雨予報がなくなり、Hnadies Peak(標高14,048フィート=4,281メートル)に登ることにした。ただし、午後からは依然として雷雨確率30%なので、日の出とともに出発すべく、3時半起床、5時半に宿を出た。約30分のドライブでトレイル・ヘッドに到着、6時12分にスタートした。
T.H. ここを左へ
-日の出直前のトレイル・ヘッド。Handies Peakへはここから左のGrizzly Gulch Trailへ。-

沢づたいのトレイルを1.6キロ(約20分)ほど上ると、早くも朝日に照らされるHandies Peakの雄姿が見えてくる。ここから先の行程では、常に目指すこの山が正面に見えるのがこのトレイルの大きな魅力の一つだ。
Handiesが見え始める
-T.H.から20分ほどで早くも、Handies Peakが見え始める-

約12,000フィート=3,650メートルで森林限界を超える。目指すHandiesが大きくなってくる。
森林限界
-森林限界-

このトレイルの別の魅力は、高山植物が豊富なことだ。沢の水量が豊かなので、二つの沢が合流する辺りは一面お花畑になっている。今回の旅で初めて、コロラド州の州花のコロラド・コロンバイン(和名:セイヨウオダマキ)を見ることができた。大きなものでは花の差し渡しが10センチにもなる、立派な花を咲かせる。
コロラド・コロンバイン(和名:セイヨウオダマキ)
-右下に、青、白、黄のコロラド・コロンバインの群生が見える-

標高12,400フィート=3,780メートル地点で、トレイルは大きく右(北)へ折れる。ここから頂上までは約2.5キロ、向かって右側へ大きく回って、比較的傾斜の緩やかな斜面から尾根へ上り、尾根づたいに頂上を目指す。
右折地点
-富士山とほぼ同じ高さにある右折地点-

マーモット
-マーモット-

尾根までの上りの途中、かつて氷河が地表面の岩を削り取ってできたモレインという地形の上を行く。
氷河が削り取った石塊(モレイン)を横切り尾根を目指す
-モレインを渡る-

上ってきたトレイルを振り返る
-その辺りからこれまで上ってきたトレイルを振り返る-

その後、傾斜は徐々に急になり、この標高だと、30~40歩ごとに息が切れるので小休止をとる必要がある。
尾根への急坂
-尾根への急坂-

ようやく尾根まで上りきる。
尾根上の様子
-尾根上の様子-

標高4,000メートルを超える吹きさらしの岩の上にも何種類かの高山植物が見られた。
4,000m超の尾根に咲く高山植物
-4,000m超の尾根に咲く高山植物-

尾根伝いに頂上を目指す。14ers登山の最後はいつもガレ場の急坂だ。つづら折りのルートを一歩一歩上る。
最後のつづら折り
-最後のつづら折り-

頂上からは、西方にAmerican Basinの盆地を見下ろすことができるほか、どの方角にも、延々と山並みが続いているのが見える。
頂上にて その1
-西方にAmerican Basin-

頂上にて その2
-南方の峻厳な山々とSloan Lake-

T.H.から頂上まで6.4キロ、2時間45分の行程だった。頂上で7分間休憩した後、再び高山植物を愛でながら爽快なトレイルランを楽しみ、1時間38分かけて午前10時42分にT.H.に戻った。

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プロフィール

内之助

Author:内之助
マラソンは、2008年12月のホノルル・マラソンをもって、全米全州(50州+DC)でフル・マラソンを夫婦で完走。今は、トレイルでのウルトラ・マラソンを楽しんでいる。
音楽は、中学校1年生の時に、FMで偶然耳にしたモーツァルトの喜遊曲がきっかけでクラシックにのめり込む。
読書は、ノンフィクション中心に、同じ著者のものをまとめて読む傾向あり。小林秀雄、吉田秀和、カール・ヒルティ、スティーヴン・ジェイ・グールド、内田樹、茂木健一郎など。
仕事はサラリーマン。1995年以来ニューヨーク市郊外在住。

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